COLUMN

暮らしの種をまく。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. COLUMN
  4. 足踏みをする時間も、家づくりのひとつだと思うのです

足踏みをする時間も、家づくりのひとつだと思うのです

近頃、私たちの住む広島の街も、少しずつ景色が変わってきました。 お気に入りの散歩道にあった空き地には新しいマンションが建ち、かつては手が届きそうだった場所の土地価格は、気がつけば遠い存在に。

おまけに、世界的な情勢の影響で、当たり前に届いていたキッチンや給湯器が「いつ届くかわからない」という状況が続いています。 「家を建てたい」という純粋な願いが、ため息に変わってしまう。そんな声を耳にすることが増えました。

工務店として、今みなさまにお伝えしたいのは、「今は無理に走らなくてもいい」ということです。 けれど同時に、「あきらめる」のとは少し違う、新しい住まいの探し方があることも知っていただきたいのです。

「新築・戸建て」という枠を少し広げてみる

以前なら「絶対に新築」と考えていた方も、今は視点を少しずらして、築年数の経った中古住宅を「自分たちらしく整える(リノベーションする)」という選択をされる方が増えています。
新しいマンションが高騰している今、あえて古いものの中に価値を見出す。それは、今の時代に合った、とても賢くて豊かな選択肢かもしれません。

「待つ」時間を、「選ぶ」時間に変える

設備の入荷が遅れているのなら、それを「本当に納得のいくものを選ぶための猶予」だと捉えてみるのはいかがでしょうか。
効率だけを求めてパッと決めるのではなく、「なぜこのキッチンがいいのか」「10年後の自分はどう使っているか」をじっくり対話する。
家が建つまでの時間は、家族の価値観をすり合わせる大切な熟成期間でもあります。

「小さな家」の豊かさを知る

土地が高いなら、あえて「小さな土地」で「小さな家」を建てる。
管理しやすく、掃除も行き届き、光熱費も抑えられる。そんな「ちょうどいいサイズ」の暮らしは、今の不安定な社会情勢において、ひとつの大きな安心材料になります。

家づくりは、人生そのものです。 雨の日もあれば、風の強い日もある。 今は少し足踏みをしていても、その一歩一歩は、必ず理想の暮らしへと繋がっています。

「どうすればいいかわからなくなった」 そんな時は、どうぞお茶を飲みに来るような気持ちで、私たちに相談してください。 今の時代だからこそできる、あなただけの「健やかな住まい」を一緒に考えていけたら。

それが、この街で家を造り続ける私たちの願いです。